黒色女子を個人授業

「何? どうしちゃったんですか?」

私が肩を揺らすと、彼は成すがままグラグラと振れながら

「いいんだ。ほっといてくれ」

弱々しく私の手を振り払うと、再び遠くを見つめて物思いにふけった。


私は戸惑う。

何? どうしちゃったの?

いつもの強気はどこ行っちゃったのよ!


「なんなんですか! もう!」

私が彼の横に座ると、彼は小声で呟いた。

「だって、俺、浮気したんだぞ?
嫁と子どもにどんな顔をして帰ればいいか、わからない」


……


この人は。

ほんとにもう……

私は呆れてため息が出た。