黒色女子を個人授業

それを聞いた大城は、猛然と噛み付いた。

『たぶんって何です!?
一体何考えてるんですか!
出張中、部下に手を出そうなんて』

「な!? お前に言われたくねえよ! 部下を口説き落とした張本人が!」

『僕が付き合いだしたのは、会社を辞めたあとです!
て、僕のことはどうでもいいんですよ』

怒りをあらわにして、声を荒げる。

『一体何をどうしたらそんなことになるんですか』

俺は口ごもりながら、言い訳をする。

「別に無理やり手を出したとかそういうんじゃないからな?
なんていうか、ほら、こう……
男って、誘われると断れない生き物じゃん?」

『あんた最低ですね』

大城は軽蔑するような口調で、ため息をついた。


『そもそも、不倫なんてできるようなタイプじゃないでしょう、あなたは』

大城の言葉に、それはもっともだ、と自分でも思った。