黒色女子を個人授業

「随分遅くまで何してたんですか?」

私が睨み上げると

「少しぶらぶらしてただけだ。……別に飲み歩いてた訳じゃないぞ?」

聞いてもいないのにそんなことを弁解する。

なんか怪しい。

やましいこと、してた?

「本当に?」

私がじっとりとした目で顔を近づけると

「本当だよ。何を疑ってるんだお前は」

呆れたように目を細める。


ふと今井さんが手に持っていたコンビニの袋を小さな備え付けの机の上に置いた。

「ちょうど良かった。これ、やる」

そう言って目線でその袋を指す。

「何ですか、これ?」

私がそうっと中を覗いてみると

イチゴがたくさんのった、小さな丸いケーキ。