黒色女子を個人授業

クライアントのデータセンターは、市の中心から少し離れた、工業地区に建っていた。

現地の担当者と顔合わせを済ませ、施設を軽く案内してもらう。

今日のところは、これで終わり。

ここでの仕事は、明日、明後日と、あと二日間残っている。

明後日の夜、東京へ帰る算段だ。


私たちは、夕方には市内のビジネスホテルへと戻った。

ホテルに荷物を置いて、夕飯を食べに3人で外へ出る。

向かった先は、滝川くんが調べてくれた、手羽先屋さん。


「乾杯」

ビールの入ったグラスが重なり合って、軽快な音を立てる。

「初日、お疲れさん」

今井さんが労いの言葉を述べた。