黒色女子を個人授業

突然、大きな振動と共に、走っていた電車が急停車した。

つり革に掴まっていなかった私は、バランスを崩す。

今井さんがとっさに私の肩を掴んで、よろめいた身体を支えてくれた。


「だいじょぶか?」

「……はい」


少しだけ、どきっとした。

肩に触れたくらいで、何動揺してるんだろう。

子どもじゃないんだから。


やがて、どよめく車内にアナウンスが流れた。

『――ただいま発生した人身事故の影響により、この電車はしばらく停車します――』


うわー。ついてない。