黒色女子を個人授業

駅に着いた4人は解散し、各々帰路についた。

私と今井さんの自宅は、同じ沿線上にある。

私たちが同じ改札をくぐるのを見て、滝川くんは明らかに嫌な顔をしたが、仕方なく諦めて帰って行った。


どうしようかな……


昨日、私が彼にキスをしてから、初めての二人きり。

どんな会話をしていいか、少し迷う。


あのとき、先に帰った私を彼は追いかけてこなかった。

ひょっとして、怒っているのかな。

少しだけ不安がよぎる。


いつも通り。いつも通り。

私は心の中で反芻した。