黒色女子を個人授業

どうしてだろう。

言いたいことはたくさんあるのに。

文句しか出てこない。


「1年も放っておいて、今さら上司顔ですか?」


ほら。また皮肉を言ってしまった。

そんなことを言いたかったわけじゃない。


「相変わらず、君は冷たいな」

彼が笑う。


「僕にとって、君のいない1年はとても退屈だったよ」


退屈?

そんな言葉で済ませないでよ。


「人を暇つぶしみたいに言わないでください」

「じゃあ、なんて言おう」

彼は少し悩んで、答えた。


「会いたくて、苦しい、とか?」


また、そんなことを言って。

思わせぶりな言葉で期待させないで欲しい。