黒色女子を個人授業

私はなるべく急ぎ足で結果を報告したが、途中で話が脱線し、あーだこーだと揉めた結局、1時間が経ってしまった。

「すっかり引き留めちゃってすみません」

私は会議卓の上に散らばった書類を片付けながら謝る。


「あとこれは別件なんだが」

今井さんは背もたれに深く寄り掛かって、腕を組んだ。

「お前、リーダーやってみるか?」

「へ?」

突然の話に、私は目を丸くした。

「今まで、大人数のチームを率いてリーダー張ったことはないんだろ?
来月から始まる、でかいプロジェクトがあるんだが、そこのプロジェクトリーダーをやってみないか?」