黒色女子を個人授業

ひとりで決断してひとりで乗り越えていく彼女の姿に、結局俺の助けはいらないのかよと、なんだか少し寂しい気分になる。

「じゃあ、大城さんに続いて、宮間さんも辞めちゃうのか」

「酒井くんはもうしばらくここで頑張りなさいよ」

「頑張るといえば、俺ーー」

ビールをぐっと飲み干し、俺はドヤ顔をした。

「例のデザインの資格、合格しましたよ」

「本当に!? おめでとう!」

彼女は手を叩いて喜んだ。


「合格したのも嬉しいけどーー」

彼女は満面の笑みを浮かべて

「私がお勧めしたのを覚えていてくれて、頑張ってくれたのが嬉しいな」


そう言って俺の頭をいいこいいこする。

その姿は、頼れる先輩であり、優しい姉のようでもあり……