黒色女子を個人授業

頬を涙が伝った。



……涙?



はっと我に返った。



なに人前で泣いてんの私!

しかも上司の目の前で……

うわっ! 止まってよ涙! 待って、今のナシ!


慌てて大城さんに見られないようにエレベータの奥へ顔を向けて涙を隠した。

が、不意にそこにある鏡。

鏡越しに大城さんと目が合う。


わーーーーー。


見られた。泣いてるところ、もろ見られた。

恥ずかしすぎるっ!


チンッと音を立ててエレベーターの扉が開く。