黒色女子を個人授業

痛いところを突かれて、私は一層いたたまれなくなり、うつむいた。

やっぱり間違っていた……

『正しい』ことが正解だとは限らない。

上手に立ち回ることも必要だ。



「でも、君はそんな仕事の仕方、したくなかったんでしょう?」

責められるかと思いきや、予想外の言葉をかけられて、思わず私は大城さんの顔を見上げる。

斜め上から私を見下ろす彼のその表情は、何故が満足げに微笑んでいた。

「それが君の良さでしょう?」


チンッと音を立ててエレベーターが到着した。

「そこで悩まなくていい」言いながら彼はエレベータへ乗り込むと、コートのポケットに手を突っ込みながら、淡々と語った。

「自分の長所は大事にとっておきなさい。
みんなが同じ考えをする必要はないんだ。
だからこそ君に価値がある、でしょ?」


私の価値……?