黒色女子を個人授業

どうしたものかと私達3人は策を巡らせた。

「一気に全部直すのは厳しいですね」と大城さん。

「明日クライアント先に持って行く資料だけでも直さないと」私が切り出すと

「そのボリュームが半端ないからこうして困ってるんだって」と苛ついた声で今井さんが答えた。


「もう諦めて帰っちまうか!」身も蓋もないことを言い出したのは、もちろん今井さん。

却下されるかと思いきや、意外にも大城さんはこの意見に賛同した。

「修正できればベストですが、幸い、この数値は明日の議題で重要視されるものではありません。
このまま放っておくって手もありますが……」

ここまで言ったところで、私に視線を投げる。

「どうしたいです?」


突然意見を求められ、私は息を飲んだ。

私の意見で決断が左右されるのだろうか……?

お前次第だぞとでもいう風に、今井さんが熱い視線を投げかけてくる。


私の意見は……


「修正した方がいいと思います」

仕事をするからには、ちゃんとしたものを作りたい。