黒色女子を個人授業

「ありがとうございます」私は頭を下げた。「……その、今井さんは私のことを嫌っていると思っていたので、励ましてもらえるとは思わなくて」

私が言うと、今井さんは眉間に皺を寄せて目を細めた。

そういうリアクションがいちいち不機嫌そうで怖いのだけれど、ひょっとしたら彼にとってはこれが普通なのかも知れない。

「嫌うって、なんで?」

「私のこと、細かくてうざいと思ってるかと……」

私が正直に打ち明けると、今井さんは「あー……」と考えながら

「仕事にはうざったいやつも必要だろ」

そう言い残して去って行った。


うざいってところは否定してくれなかったな……


私は軽くショックを受けながら、再びおにぎりをパクつく。