黒色女子を個人授業

ああ、私が宮間さんに押されっぱなしだから心配してくれているんだ。

「……大城さんからも注意されました。
上の立場らしく、もっと堂々としていなさいって……」

「あー……まぁそういうことを言いたいんじゃないんだがー……
まぁいいか。
とにかく、めげずに頑張れよ」

そう言い残し私に背を向けて去っていった。


今井さんは言葉も態度も乱暴だし、周りに無関心で冷たい人なのかと思っていたけれど。

ひょっとしたら誤解なのかも知れないと思った。

意外と私のことを見ていてくれて、どうにもならなくなったところで励ましをくれる。

気まぐれにしても嬉しかった。


「あの、今井さん!」

私が呼び止めると、彼は眉をひそめて振り返った。