黒色女子を個人授業

「画面を切り替える度にいちいち待たされてたら、いくらデザインが良く出来てても不愉快だよなぁ。
了解。ユーザーインターフェースに難ありってことで、デザインチームに差し戻しとく」

私の回答に酒井くんは満足したようで、サンキューと言って自分のデスクに向き直った。


「そこの二人さぁ」

私たちのやり取りを見て、すかさず花が割り込んできた。

「今日仕事早めに上がれそう? 飲みに行かない?」


花! と私は睨みつける。

間を取り持ってあげようとか、余計なことを考えてるに違いない。


そんな私達の攻防を知る由もなく

「おー、久しぶりにいいね」

酒井くんは案外乗り気な返事をした。

本人がそういうのなら……

「……わかった」続けて私もOKを出した。