黒色女子を個人授業

さて、どうしたものか。

どこに着地点を持っていくか……


大城は腕を組んで背もたれに寄りかかった。目を瞑って大きく息を吐く。


そんな大城の様子を見ながら、今井はため息をついた。

「……煮詰まったなら、いっそ帰っちまえ」


反応して、大城はチラリと薄目を開いて視線をやった。

無言のまま、今井の言葉に耳を傾ける。


「仕事ばっかしてっから決断が鈍るんだぞ?
……昔から言ってるじゃねーか。いろんなことしてみろって。
一つのことだけやってたら、物事が客観的に見れなくなるぞ……ってどした?」

ふと気がつくと、陰鬱そうな表情で頭を抱えている大城がいた。

「いえ……なんかその言葉、デジャヴが」

「なんだって?」

「いえ。なんでもありません」

大城は再びPCのモニターに向き直った。