黒色女子を個人授業

酒井くんと、私が付き合う??

確かに、酒井くんは一緒にいて居心地がいいし、大事な人ではあるけど……

そういう『好き』なのかって言われると、正直よくわからない。


彼と、付き合うの?

こんな私が?


考えれば考えるほどに別の人の顔が頭に浮かぶ。

私が本当に付き合いたい人は……


答えられずに困り果てているのを見て、酒井くんは静かに言った。

「大城さんと花山、今日デートだって」


「え!?」

私は耳を疑った。


大城さんと花がデート!?


酒井くんは申し訳なさそうに目を背ける。

「こんな卑怯なこと言ってゴメン。でも俺ーー」

言いかける酒井くんを遮って、私は問い詰めた。

「それ……どういうこと……?」