黒色女子を個人授業

私が確信を突く質問をすると、彼はまさか、と笑った。

「別に何の関係もありませんよ。上司と部下、ただそれだけです」

「それだけで家にまで行きます?」

負けじと私が食い下がると

「一人暮らしだと心配なので、生存確認しに行ったただけですよ。
決して手を出したりしていませんよ」

彼は両手をヒラヒラと上げて、身の潔白をアピールした。


「全くそんなつもりはありませんよ。
上司である僕が彼女に手を出したら、セクハラになっちゃうじゃないですか」

彼は運ばれてきたパスタを口に運びながら

「社内の人に手を出す気はありません」

キッパリとそう言い放った。


暗に私までフラれたようで、言葉を失う。