黒色女子を個人授業

私は会社から5分くらい歩いたところにある最近新しくできたイタリアンのお店に案内した。

前に一度だけ彩香と来たことがある。

カジュアルな雰囲気の店だが決して安くはなかったので、たまに自分へのご褒美に来ようねと話していた。


注文した料理が運ばれてくるまで、私たちは当たり障りのない仕事の話なんかをしながら、時間を潰していた。

今日のこれからの話題になって、私はすかさず午後の予定を聞き出す。

夕方から緊急で客先へ行くことになった、と彼は説明した。

「今日ぐらいは早く帰れるといいですね。クリスマスイブですよ?」

私が笑顔で問いかけると

「今日は早く帰れそうもないな」

と苦笑いで答えた。