黒色女子を個人授業

「おっと」

彼は声を上げるとパンツのポケットから携帯電話を取り出した。

震えながら赤いライトが明滅している。

「それじゃあ、何か食べたいものがあったら探しておいて」

言い残すと、彼は電話を受けながら休憩スペースの窓際に身を寄せた。


残された私はカフェラテを飲みながら、彼の姿を目で追う。

声のトーンから、どうやら私用の電話のようだ。


小さくため息をついて、立ち上がった。

まぁ、約束を取り付けられただけ、ましか。


私は諦めて仕事へと戻った。