黒色女子を個人授業

「じゃあ、ご飯ご馳走してくれますか?」

私はおねだり用の上目使いをすると、彼は頷いた。

「いいよ。いつがいい?」

私はせっかくだからダメ元で「じゃあ、24日」と言ってみる。

今月の24日はクリスマスイブだ。

さすがに断られるかと思ったら、彼はあっさり「いいよ」と言うので、思わず「いいんですか!?」と聞き返してしまった。

「うん、その日なら日中外出もないし、外でランチも食べれそうだ」

「……ランチですか……?」

「ん? 何か?」

都合よく聞こえないふりをする彼に、わざとだな、と確信する。

「……いえ」

私は仕方なく引き下がった。