黒色女子を個人授業

「相変わらず忙しそうですね」

「まぁね」

彼は部署内の残業の多い人ランキングトップ5くらいには入ってるんじゃないかってくらい、常に忙しそうにしている。

それでも彩香ほどのがむしゃら感はなく、いつも態度に余裕がある。

忙しいけれど、上手に手の抜きどころを心得ているって感じだ。

器用かつ、それなりに努力もしているから、異例のスピードでマネージャーまで昇進できたのだろう。


「毎日遅くまで残ってるって、彩香……天野さんから聞いてますよぉ」

「ああ、花山さんは天野さんと仲が良いんだったね」

「はい、天野さんが休みだから、ここのところ寂しくって」

「僕の方も、彼女がいないと仕事が回らなくてね」

大城さんは苦笑いを浮かべながらコーヒーを一口含む。


ちょっと探り入れちゃおっかなぁー。