黒色女子を個人授業

食事が終わり一息ついたところで、夜もそこそこの時間になっていた。

玄関の前まで見送られ、俺はじゃあ、と別れの挨拶をする。


「今日は来てくれてありがとう」

天野が別れ際に笑顔を見せてくれてホッとした。どうやら喜んでもらえたみたいだ。

「俺こそ、遅くまで居てごめん。疲れただろ?」

「ううん、平気」

すると、天野は小さくはにかんだ。

「来てくれて、嬉しかったよ。
正直、身体だけじゃなくて、気持ちもちょっと弱ってたんだ。
一緒にいてくれて安心した」

上目遣いで照れ笑いする天野は、なんだかとっても可愛く見えて

「……そっか」

俺まで照れくさくなって目線を逸らしながら返事をした。


こんなことを言われて嬉しくない訳がないじゃないか。


俺が喜びを噛み締めている最中、ふと天野が溢した言葉を俺は聞き逃さなかった。

「大城さんがいたときは、すごく疲れちゃって……」


あれ……? それって。