黒色女子を個人授業

ああ、意外だ。

部屋に入ってみると、明るい色彩に溢れたその部屋は紛れもなく『女の子』だった。

もっと白・黒・茶色のようなモダンなインテリアを想像していたんだけど。


促されるまま、腰を下ろすも

うわぁ、このクッション、ピンクだ、ハートだ……

予想外の可愛らしさ。俺この上に座っちゃっていいんだろうか。


戸惑う俺にかまわず、テーブルを挟んで向かい合わせに天野が座る。


……………


この状況での沈黙は痛い。

「あ、そうだ」

俺はとっさに手に持っていた袋を差し出した。

「これ、お見舞い」

「あ、ありがとう」

二人の間にギクシャクとした空気が漂う。