黒色女子を個人授業

どれくらい気を失っていたのか。



目を開けると、床にへたり込んだ私の両肩を支える腕が見えた。


「大丈夫?」

その声で私が顔を上げると

「……大城さん……」

珍しく深刻な眼差しで私を覗き込む彼。


ああ、よかった。

一目だけでも、顔を見ることができた。

心配そうな彼をよそに、不謹慎にもそんなことを考えてしまった。


「ごめんなさい、だいじょうぶです」

そう言って私が立ち上がろうとすると、再び眩暈に襲われて、視界が暗闇の中に堕ちる。

「危なっ……」

力なく崩れる私を、彼はとっさに身体で受けとめた。


わっ!!!


彼の肩に顔が埋まり、気が動転する。

慌てて「すみませんっ」と腕を振り払おうとすると

「いいから」そう言って彼は私をしっかりと抱きかかえた。


身体が……触れてるっ……!!


彼の肩に額を寄せながら、すぐに逃げ出したい衝動と、このままでいたいという甘えが交錯する。