黒色女子を個人授業

『独り暮らしだったよね? ちゃんと看病してくれる人は居る?』

彼が心配そうに尋ねる。

が、独り身女子になんて残酷な質問なんだろう。


……そんなの、いるわけないじゃない……


本音とは裏腹に「だいじょうぶです」そう言って私は強引に電話を切った。


だるいし、病気のときって無性に寂しかったりするし、これっぽっちも大丈夫ではないけれど。

まぁでも、数日分の食料くらいはあるし、眠っていればなんとかなるだろう。

というか、なんとかするしかない。


もうこれ以上、彼に弱いところを見せられない。


熱で朦朧とした頭で思いを巡らせながら、再び眠りについた。