黒色女子を個人授業

私の様子を見て納得したのか、酒井くんはマイペースに食事を続けた。

「じゃあ今、彼氏なし?」

「うん。前にもそう言ったでしょ?」

私の言葉を聞いて一呼吸置いた酒井くんは、手元のどんぶりに目線を落としたままつっけんどんに呟いた。

「……なら、クリスマスイヴ、暇?」

「は?」


突然、どうしてクリスマス? 一瞬頭が追いつかなくて固まる。

そんな遠い先の予定……と冷静に考えてみてそこまで遠くもないことに気付いた。

忙しくて季節の感覚をなくしていたけれど、よくよく考えるともう12月半ばだ。

でも、どうして急にそんなことを?