そんな私の夢は、服飾デザイナーになること。私がいってる高校は県内でもそこそこ名の通る学校で、私のお母さんもここの卒業生だ。

ー奈緒がつついたあとパッと私が振り向くと奈緒は『あっち、あっち』と合図する。奈緒の目線の先には…

和樹(かずき)が、立ってた。

これは私の切ない恋の物語。