キミへの想いを10文字で。

「あたしは、無理だって!希美は?希美こそ、告ればいいじゃん?!」


「……ひろまろに?」


ブッと、思わず吹き出す。


ひろまろって。


それは、『きみまろ』といつも、呼んでくる彼の事ですね?


「いいじゃん、ひろまろときみまろ」


「もー、ばかにしてぇえええええっ! 」


ボールペンを持ったまま暴れだす希美。


でも、本当にお似合いなのにな。


あたしと翔琉なんかより、よっぽど…………。




ああだけど、本当に楽しみ!!!


希美と散々『作戦会議』と称して話し込んでから、家に帰った。


嬉しくて、楽しみで、スキップしそう。単純すぎる自分が嫌になるけどしょうがないよね。