バスの揺れに合わせて、ちらり、と横顔を見る。
翔琉は、分かっているのかな?その……希美の博己君への気持ち、とか。
「んふぅわぁあああああ……」
……うん、全然分かってなさそう。そして、
「あご外れるよ……」
思わず言いたくなるほどの大きなあくび。
こんなの、お姉ちゃんの前じゃカッコつけちゃって絶対やらないくせに。
……なーんて、いちいちへこんでたら身が持たない。
「外れたらお前の馬鹿力でぐっと治してね♪」
「……無理だし」
……翔琉は、ずるい。
治してあげたくなっちゃうじゃん。
顎とか頬とか触れるんでしょ?いいじゃん、とか……思っちゃうじゃん。
翔琉は、分かっているのかな?その……希美の博己君への気持ち、とか。
「んふぅわぁあああああ……」
……うん、全然分かってなさそう。そして、
「あご外れるよ……」
思わず言いたくなるほどの大きなあくび。
こんなの、お姉ちゃんの前じゃカッコつけちゃって絶対やらないくせに。
……なーんて、いちいちへこんでたら身が持たない。
「外れたらお前の馬鹿力でぐっと治してね♪」
「……無理だし」
……翔琉は、ずるい。
治してあげたくなっちゃうじゃん。
顎とか頬とか触れるんでしょ?いいじゃん、とか……思っちゃうじゃん。

