キミへの想いを10文字で。

「冬休み初日から部活サボるのまずいけど、午後イチなら余裕だし!」


どうやら、翔琉達は部活後急いで来てくれるみたいで。


「俺さー、サンドイッチ食べたいなぁあ」


「…………はい?」


「卵、卵!!マヨたっぷりね!!!」


「ちょっ…………」


ちょっと、と言いながら頭の中で考える。


卵を茹でて、潰して……頑張ればサンドイッチ、作れるかも?!勿論、希美と二人でやれば。


急に胸がわくわくする。


本当に、本当なんだ。一緒に過ごせるんだ。


へへへ……


「何、気持ち悪っっっ」


どうやら、頬が思いっきり緩んでいたみたいで。


だって、嬉しいんだもん。