「だからさー、感覚っていうの?だーっと読んで何となく拾うわけよ!」


「お前ふざけんなよ!なんだよそれ!」


「だって、本当だもん!!」


翔琉と喋っていると、永遠にこうしていられる気がする。


楽しくて、楽しくて。


ずっとこうしていられたらいいのに。





「ただいまぁ~」


玄関から、ふわんとかわいらしい声がする。


は、と空気が変わる。


いつからだろう。


3人でいるときに、こういう変な緊張感が漂っちゃうの……。