キミへの想いを10文字で。

「いや、だから待てって」


きゃーーーーー。


ま、ち、た、く、な、い、っつーーーの。


「どしたの、さっきから変な顔しちゃって」


えへへ、とこっちからおふざけモードに持っていくしかない。


「…………これ」


そんなあたしにつられることなく、固い表情の翔琉が手にしていた紙をあたしに渡そうとする。


なに?
なんで??


なんかもう、よく分かんないけど、どうしようもなくて。


受け取った紙に目を落とす。