「どうかした?」
何だろう、この妙な緊張感。
……もしかして。今ここで、言う気?
好きな人が、できたって。
だから、お姉ちゃんの過去の話を聞いても特に動じなかったんだ、って。
……それとも、もうすでに。
彼女が出来たんだ、とか……?
全然聞きたくないんですけど。
「…………」
黙りこんでいる翔琉。
逃げるチャンスかもしれない。
「じゃ、ここ置いておくね。あたしのと、翔琉の。あとで数学も見せてよね。じゃあたしもう用事ないし行くから」
また、かわいくない声でかわいくないことを言っちゃったけど、とりあえずこの場を去るのが先!
「いや、ちょっと待って」
待ちたくないんですけどーーーーーーーー!
何だろう、この妙な緊張感。
……もしかして。今ここで、言う気?
好きな人が、できたって。
だから、お姉ちゃんの過去の話を聞いても特に動じなかったんだ、って。
……それとも、もうすでに。
彼女が出来たんだ、とか……?
全然聞きたくないんですけど。
「…………」
黙りこんでいる翔琉。
逃げるチャンスかもしれない。
「じゃ、ここ置いておくね。あたしのと、翔琉の。あとで数学も見せてよね。じゃあたしもう用事ないし行くから」
また、かわいくない声でかわいくないことを言っちゃったけど、とりあえずこの場を去るのが先!
「いや、ちょっと待って」
待ちたくないんですけどーーーーーーーー!

