* 「……なんか、いっぱい泣いたら、お腹すいた、ね」 しばらくしてお姉ちゃんが呟く。 「あたしも、そう思ってたとこ」 二人でふふふ、と目を合わせて笑いあう。 「夜食べたら太るかな」 「あ、あたしハーゲンダッツ買ってある!」 何だかすっきりした気分で、ドアを開け………… 「おう」 「な、にやってんの、あんた……」 ドアを開けた先の廊下には、突っ立ってる翔琉の姿。