キミへの想いを10文字で。

その甘い匂いに包まれて、二人で抱き合ってわんわん泣いて。



皆に愛され守られるお姉ちゃんが羨ましかったあたし。


自由に生きてるあたしが羨ましかったお姉ちゃん。


そんなあたし達と、ずっと一緒にいた翔琉。



ねぇ、翔琉。


あんた、愛しのお姉ちゃんと、両想いだったみたいよ。

そんなことを伝えた方がいいのか、今更やめた方がいいのか。


いろんなことを考えながら、沢山泣いた。


でもでも、だけど。

とにかくお姉ちゃんが無事でよかった。


翔琉のことも好きだけど、お姉ちゃんがいてくれないと。


間違いが起きなくて本当によかった。