キミへの想いを10文字で。

「多分思い込みなんだけど、急に気持ち悪くななって、そこで丁度彼から電話が来て、助けてとか言っちゃって……っていう流れ」


へへ、と笑うお姉ちゃんは完全にいつもの顔で。


「ごめんねー、なんか、強い覚悟があってとか、そういうんじゃなくて、何て言うか……」


か弱くて、とてもかわいくて。

誰もが守ってあげたいと思い、皆に愛されて。



……だけど、当の本人は、そんな自分を歯がゆく感じていたなんて。


なんの取り柄もないあたしを、羨ましいと思っていたなんて。


お姉ちゃんの話をまとめると、そういうことな訳だけど……。



て、いうか。

お姉ちゃんと翔琉は、両想いだったってこと……?


だけど、お姉ちゃんにはやっと甘えられる彼氏さんがいるわけで。