翔琉は、本当にあたしの気持ちが迷惑なんだ。


折角告白をスルーして今まで通りにしてたのに、また懲りずに好きとか言ってるあたしにとうとう嫌気がさしたんだ。



……急に口数減っちゃって。

分かりやすすぎるよ、ばか。



見慣れた背中は、振り返らない。



やっぱりバスで帰ればよかった、とか。

なんでうっかり口にしてしまったんだろう、とか。


色々考えてみるけれど、あたしの気持ちが翔琉に向いている限り、遅かれ早かれこうなっていたはずで。


その事実は、辛いけれど受け止めるしか、ないみたい。