*****


土曜日は、あのあと結局バイトまでの間、希美と合流して一通り話して。


『黒川のこと、いつから好きだったの?!』

『何で付き合うことになってんの?!』

『て言うか、何があったの?!』


……と、顔を見るなり質問攻めで。


あたし自身、把握しきれていない状況を、確かめるような感じで希美に話していって。



結論として、

『黒川だって、一花の翔琉への気持ちを知っていたわけだから、まさか付き合うとは思っていないでしょう』


と、希美がまとめてくれて。


まぁ、あたしの希望もふんだんに含まれているのだけど。


そうだよね、黒川君って淡々としててよく分かんないけど、あのやりとりで『さぁ付き合いましょう』とは思わないだろうっていうか……。