キミへの想いを10文字で。




「どうかしましたか?」


急に声をかけられて、びくっとする。


いえ、大丈夫です、とかモゴモゴ言いながら立ち上がると、


「く、黒川君……」


「あれ、木村。なにしてんの」


目の前には、さっきの翔琉と同じジャージの上から更に上着を羽織った黒川君。


「あ、いや……ちょっと……」


「気分の悪いお婆ちゃんかと思ったよ」


「ちょっ……!!!」


思わず、黒川君をぶつ真似をしてしまう。


だってひどくない?!お婆ちゃんて!!!


「悪い悪い、だって小さーーーくうずくまってるから……さ…………」


「?」


黒川君の動きが止まる。視線はあたしの手の先。ほんとにぶつわけじゃないのに……って。