キミへの想いを10文字で。

「あ、やべぇ。もうすぐ始まるから行くわ。頑張れよ。驚かせたいだろうから、黒川には来てること黙っててやる」


じゃーなー、と手を振り、行ってしまう。




『違うよ、黒川君の告白は、断るよ』

『これは、あたしから翔琉へのバレンタインだよ』

『あたしは、翔琉が好きなんだよ』


……言いたいことは沢山あるのに。


それに。なんだって、あんな、ご機嫌なわけ?


幼馴染み、っていう肩書きに甘えてまとわりつくあたしを、厄介払い出来たから……?


あたしが、黒川君にOKを出しに来たから、ご機嫌ってわけ?



嫌だけど、そう考えるとつじつまがあう。


どうやら出てきたその答えに打ちのめされながら、のろのろと来た道を戻る。