キミへの想いを10文字で。

自転車をこいで、やっとついた競技場は思ったより遠くて。


サッカー競技場、野球場、陸上競技場が置いてある複合型のため、敷地がやたらと広い。


中学生の頃、友達の好きな子の試合の、応援……とかで来た、おぼろげな記憶を頼りに敷地内をうろうろする。


うーーーん、方向は合っているような。


やっと見つけた駐輪場からは、ひたすら歩くしかなくて。


風が冷たい。


マフラーを慌てて鼻のところまで引き上げる。これ、絶対真っ赤になってるって。



歩きながら、頭の中で整理する。


なんて言おうか。


ごめんね、って?


しばらく話していないから、必要以上にドキドキしちゃう。


どんな風に話すんだっけ、いつものあたし達。


思い出そうとすると、笑っている翔琉の顔ばかり浮かんできて。