キミへの想いを10文字で。

冷たい風に段々麻痺していく顔や、手や、膝の辺り。


寒いを通り越して、痛かったのに、その感覚すら無くなりつつあって。


漕ぎながら、翔琉と二人乗りした日の事を思い出す。



どうしてそうなったのか前後の記憶が全く無いので、ごく普通の日だったんだと思う。


あたししか自転車がなくて、翔琉に『チャリンコ乗せろ』って言われて。


確かに翔琉はやせ形だけど、あたしは痩せてないけれど、それでもあたしが翔琉を乗せて漕ぐのはキツいものがあって。


何だかんだ、結局翔琉があたしを乗せて、走ってくれた。


だけど、巡回中の警察官に注意されて……


二人でスイマセン、なんて言って降りて押して帰ったんだよね。


風が気持ちよかった気がするから、きっと暖かい季節のこと。


そばにいるのが当たり前だったから、このシカト状態が改めてツラい。