「伝言、頼まれた」
ぼそり、と呟くような声。
「……誰から?」
「『この間の返事、OKならチョコを下さい』だってよ」
「…………」
こ、こ、この間の……って……。
「いちゃいちゃすんのに俺通すのやめてくれよなー、ただでさえ今そんな気分じゃねーっつーのに」
ため息混じりに呟く翔琉。
これは、確認するまでもなく黒川くんからの伝言だよね。
あの、告白は、あれで終わりじゃなかったんだ……つか、何でそんなの翔琉に伝言させるわけ?!
ばれちゃうじゃん!!!……そんなの、黒川君だって気まずいだろうに……。
……にしても。
黒川君に対する困惑と怒りのような感情の他に、ふわりと浮かぶもう一つの気持ち。
……もしかして、翔琉、ヤキモチ……やいてる?なんて。
ぼそり、と呟くような声。
「……誰から?」
「『この間の返事、OKならチョコを下さい』だってよ」
「…………」
こ、こ、この間の……って……。
「いちゃいちゃすんのに俺通すのやめてくれよなー、ただでさえ今そんな気分じゃねーっつーのに」
ため息混じりに呟く翔琉。
これは、確認するまでもなく黒川くんからの伝言だよね。
あの、告白は、あれで終わりじゃなかったんだ……つか、何でそんなの翔琉に伝言させるわけ?!
ばれちゃうじゃん!!!……そんなの、黒川君だって気まずいだろうに……。
……にしても。
黒川君に対する困惑と怒りのような感情の他に、ふわりと浮かぶもう一つの気持ち。
……もしかして、翔琉、ヤキモチ……やいてる?なんて。

