キミへの想いを10文字で。

「で、そういう希美はどうするの?」


話題を変えてみる。


希美には、楽しいバレンタインを過ごしてほしい。


「あーーーーー、うん、でもなぁ。ね、とりあえず作るの付き合って!一人じゃつまんないし」


希美は、まるで名案みたいに言っているけど。


「いいけど……」


「で、あたし達の分も作って出来立て食べよ!」


「!!!それ素敵!」


うーん、持つべきものは料理のできるお友達!


「これさー、簡単そうで、美味しそうなんだよね」


希美がスマホで何やら料理サイトを開いていて。

画面に踊る、『HAPPY バレンタイン!!』の文字。


ふと……そんな希美の向こうにいる、黒川君と目が合う。