キミへの想いを10文字で。





「ねぇねぇねぇ、どうする?」


「んー?」


お弁当をつつきながら、希美が声を潜める。


「んー?じゃないでしょ、2月といったらバレンタイン!」


昨夜のお姉ちゃんに続き、この『2月イコール、バレンタイン』みたいな風潮、なんとかならないのかな。


……なーんて。あたしも今まで思いっきりそっち派だったけど。


「んー……」



希美には、勿論一通り話してあるわけで。


希美の反応としては、お姉ちゃんのキスシーンより、黒川君の告白の方が物凄い興奮状態で。


なんでも、『遠くのキスシーンより近くの告白』だそうで。……なんだそれ。


『この際黒川に、乗り換えたら?』なんて、冗談も交えつつ、『今が翔琉にコクるチャンス』だと言い張る希美。