キミへの想いを10文字で。

段々識別出来るようになってきた声に反応して振り向くと、そこにいるのは当然だけど黒川君。


「……ね、そう言えば、足、大丈夫なの?」


部活を休むくらい足を痛めているのに、エレベーターなどない校舎の、わざわざ最上階のはじっこに呼び出しって……


「あぁ、登りながら後悔した」


ですよね……


あたしのせいじゃないんだけど、またしても″スミマセン″って気持ちになりつつ、黒川君をチラッと見る。


「でも……ここ好きで、俺」


確かに、優等生タイプな黒川君には、図書室はしっくり来るかも。


「そこの、窓から校庭が見えるだろ?」


「うん。今見てた。いい感じだよね」


二人で窓のところに並ぶ。


……あれ。結構背が高いな。