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「……んーーーと……」
高校に通い始めてもうすぐ2年。
まだ、数えるほどしか足を運んだことがない場所で、あたしは完全に手持ちぶさた状態。
図書室、なんてそう言えばあったね、って感じで。
校舎の一番上、四階、西側のはじ。そんな場所のせいか、夕暮れの光が入ってきて意外といい雰囲気。
人も殆ど居なくて、穴場かも。
『放課後、ちょっと図書室来れたら来て』
という黒川君の言葉から、″色恋沙汰のセンはない″と踏むあたしを、″あまい!″と希美に一喝された。
「来れたら来て、だもん、なんか単純作業の手伝いだと思うよ、足も怪我してるし」
と、ごく当たり前の感想を述べたのに、
「なんで一花に頼むのよ?!」
と、勢いよく突っ込む希美。
……ま、確かに、と思いつつ、『初日くらい部活顔出してくる』という希美と別れてこうして一人ここにいるけど……。

