「「夫婦じゃないっっ!!」」


声のトーンも、台詞も。


かぶってしまったことで、弾けたように笑うあたし達。


あたしには、このポジションが、お似合い。


決して嫌ではないから。


翔琉の隣で、『幼なじみ』でいることが。



……いや。


正直に言えば、


『翔琉の隣に居られることが嬉しい』から。