好きになったらダメなのに。




「こちらこそよろしくねっ、優菜ちゃんっ。」



そう笑顔で返すと優菜ちゃんは顔を赤らめて征服の袖で顔を隠した。



なにこの子・・・仕草までかわいいんだけど・・・



すると先ほどの茶髪の男子が驚いたような顔をする。



「おいおいおいっ!



優菜が自分からしゃべりかけたぞっ!」



「大樹、それは言いすぎだぞ。



優菜、がんばったな。」



茶髪の男子の隣にいた冷静そうな男子が優菜ちゃんの頭をなでる。



「はいそこいちゃいちゃしないの。



とりあえず、自己紹介が先でしょ。」



優菜ちゃんの隣にいる栗色のロングの髪がトレードマークの大人っぽい女の子が続く。